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Blogこんにちは、周南市の工務店「住楽の家」スタッフの小野です。
今回は「家を購入するにあたって頭金が必要」とお考えの方へ向けた記事となります。
厳密に言うと「今後、新築戸建てを検討しているけど頭金が無いと無理だよなぁ・・・」という方には是非、最後までお読みいただけると嬉しいです!
家は即購入!頭金は必要ない!?
結論から言えば頭金は必要ありません!すでに貯蓄があれば、頭金として検討されるのはOKです。
しかし、今から頭金を蓄えようとするのは危険です!
他の高額商品(車や時計、宝石など)と比べ、家の買い方は少し異なります。
それは何故か。
大きな理由の一つとして、「将来、購入するマイホームに向けた貯金」とは別に、
「現在住んでいる家賃」を平行して支出する必要があるからです。
一体どういうことなのか。下記のグラフを元に解説していきます。
上の数値は1つの例としてお考えください。
まず左側の「今、購入する場合」
25歳の男性が頭金なしで3,500万円の家を購入しようとしています。
変動金利0.5%で35年ローンを組んだ場合です。
次に右側の「将来、購入する場合」
25歳の男性が3,500万円の家を買う為に、5年間に渡り毎月8万円の賃貸料を支払いながら、毎月3万円の貯金をしていきます。
(金利とローンは同じ条件とした場合です)
果たして、どちらがお得に家を手に入れることができるでしょうか?
結果は、左側の男性で頭金を貯めずに購入した場合、461万円お得になります。
どういう事かと言うと、5年間貯金を頑張る期間分の家賃総額が480万円かかっているからです。
もちろん、毎月3万円の貯金をしたおかげで、185万円の頭金を用意できました。
しかし、本当に頭金は必要だったのでしょうか?
頭金が必要と言う風習は、なぜ生まれたのか?
私たちの頭の片隅には「大きな買い物をするなら頭金が必要だ」と無意識に認識されていますが、そもそも何故頭金は必要なのでしょうか?
その理由は少し昔に遡り(さかのぼり)ます。
大きな理由は「金利」にあります。31年前(平成2年)の固定金利8.25%をピークに今日まで金利は低下してきました。
現在の50歳以上の方々は金利がかなり高い時代だったと言えます。
現代の固定金利は1.3%前後で水位しています。
この金利の違いは利息に影響します。
銀行から3,000万円を借り入れ、35年ローンで返済する場合。
金利8.25%の場合、1.3%と比べても利息で5,440万円以上も損をします。
その為、頭金を貯めてなるべく短い期間で返済をする風習が生まれたのです。
しかし、現代では金利も低下し頭金無しでも35年で完済できるようになりました。
ご両親へのご相談や援助の承認を得る際に金利の話になれば、是非この記事を参考にお話しされてみてください。
まだある!?新築を早期購入するメリット
これまで、お金のことをメインにお話してきました。
しかし、お金のこと以上に大切なことがあります。それは「健康」です。
住宅ローンを組む際に健康上に問題があったり、通院が習慣化していればローン審査に通らない場合や保険への加入が困難になるケースがあります。
特に団体信用生命保険への加入は家族や資産を守ることにも繋がりますので、健康な時が購入のタイミングです。
団体信用生命保険についてはコチラの記事へ。
マイホームは金額が大きい分、不安もたくさんあります。
些細なことでもご相談・個別面談を受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。