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Blog5月17日(土)、山口県熊毛郡田布施町麻里府にて、住楽の家と雑誌『大人のteatime』を制作する「ミズイロインク」さんとのコラボイベント【萬屋marifu(よろずやまりふ)】を開催しました。
今回のイベントは、「雑貨と家具市」というテーマで、30社を超える魅力的な出店者様にご協力いただきました。小さな町にも関わらず、私たちの想像を大きく上回る約700名ものお客様にご来場いただきました。

舞台は、古民家再生と移築の2棟
会場となったのは、住楽の家が所有する2棟の建物。
ひとつは、かつて同じ麻里府地区に建っていた古民家を丁寧に移築したもの。

そしてもうひとつは、国木田独歩が居候していたという古民家を再生した建物です。

それぞれの空間には、長い年月を経た木のぬくもりや、風合いのある建具、やわらかな自然光が満ちており、訪れた方々を優しく迎え入れていました。
雑貨、家具、衣類、植物、焼き菓子、珈琲など。暮らしを豊かに彩る出店者さんたちが集い、それぞれのセンスで空間を彩ってくださいました。どこを切り取っても、まるで雑誌の1ページのような風景が広がっていました。
小さな町に生まれた、大きな共感
田布施町麻里府という、決して人が多いとはいえないこの小さな町で、こんなにも多くの人が集まり、同じ空間で笑顔を交わせたことに、深い感動を覚えました。
それは単なる“にぎわい”ではなく、暮らしや住まい、モノづくりに対して、同じ価値観や美意識を持つ人たちが、自然と引き寄せられるように集まった「共感の場」だったように感じます。
『大人のteatime』の世界観と、住楽の家が大切にしている“本質的な暮らし”へのまなざしが重なったことで、心に残る一日になりました。

今回のイベントを通して、私たちは改めて、住まいが単なる建物ではなく、人と人をつなぎ、文化を育てる「場」であることを実感しました。
麻里府のこの場所を、これからも地域に開かれた拠点として育てていきたい。
そして、住楽の家を通じて生まれる暮らしの世界観を、もっと多くの人と分かち合っていきたい。
そんな想いを強くした一日でした。
ご来場いただいた皆さま、ご出店いただいた皆さま、そして「ミズイロインク」さん、本当にありがとうございました。
次回の萬屋marifuも、どうぞお楽しみに。